9月が始まった。いやあ、早い。
新しいできごとや環境、試行錯誤することなどについて、あれこれどうやっていくかまだ掴めている気がしない。それでも、それでこそ人生だと思う。
その時々でやってくしかないし、その都度「ああ、これが私にとっての新しい捉え方になるのかあ」が生み出されていくわけで、まっく予想外なものだったりする。
……そういうのが面白い。これが、また。
とりあえず、今月の旅行が楽しみだ。カウントダウンが始まっている……
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新しい本が届いた。毎月これほど買うと決めて、あとはなるべく購入しないようにしている。その方が、真剣に本を厳選しがいがあるような気がする。そして、届いたその日に、すぐ読んでみられずにはいられない。買った日すぐに読むことが頭に入りやすかったりするから、旬は逃さないでおきたい気持ちになる。
ザラっと読んでみて読みたくなったのが、数冊。
読んでいく後に、感想を。
個人的な世界観が広がっている作者らしいと想像ができるような本に出会えるときには、思わずにんまりしてしまう。
どんな読み物でも、あくまで個人的な感想にはなるのだろうが、それもまた新しい意見としてひとつ加わって、誰かの考えに行き届くのではないかなともおもう。読書感想文や読みものは、そういう面白さがある。
良くも悪くも個人的な世界観を持っていることは大切なことだと思う。それをとやかく誰かが言う必要もないし、少なからず個人的な日々のモチベーションを維持する捉え方になっている気もするから。生きがいにもなっているはずだから。ひねくれているとはまた違って、個人的な世界観で語られる筋の通った純粋な散文。そんなものが、心地いい。
結局は、好き好むジャンルといえば、何かを参考にして述べることは簡単だけれど、自分自身の生活の中から芽生えたエピソードを自己語りする世界観があるもの。
そういうものに感動したり、興味深くなったりして、思わず見惚れてしまうことが多いような気がするところ。
あなたの心の中の未解決のものすべてに対して、忍耐強くなってください。たとえば錠のおりた部屋のように、あるいは外国語で書かれた書物のように、問いそのものを愛するように努めるのです。ライナー・マリア・リルケ