暮らしを愉しむ

日々、考えること、好きなこと、暮らしをつぶやく散文記録。読書、観賞、暮らし方など。

葛藤することの理由を考えてみる3つのエピソード

 

EP.1

 

誰かに意識がそれてしまうと、ふと頭の中が酔う感覚になってしまうときがある。

 

自分という意志の軸をぶらさないように保つという意識は薄々感じているものの、誰かに影響されたり、意識がそれてしまって、右往左往したりして……ある日は無気力に陥って、自信を無くしてしまう感じになってしまうことも。

 

ある人は、自信は生まれた時から衰えていくものだ。

ある人は、自信はあえて持つ必要がある、

といっていた。

 

たしかに、大人になるにつれて自分という存在がちっぽけだということに気づいていくものだし、その環境のなかで、日常にある自分にとってのほんの些細な幸せ探さなければならない。

 

 

ある時は、誰かから言われて自分自身の成長を感じたりすることもある。

誰かの一言で人生がいい方向に進んだり、調子が悪く感じたり……するもの。

 

だけれど、そう言われたとしても結局、常に疑問を持つことはいいことで、疑問を飲み込んだままにせず、自分なりに流せるように流していくこと。

 

承認欲求は持たず。少しばかり開き直ったり、割り切って。

そう考えていたほうが、気楽でいられるのだと思う。

 

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ep.2

 

気分を害すくらいなら、「孤独であれ」という言葉がよくある。

孤独というものは、一種の幸せになるための予防線みたいなものにも感じられる。

 

そういえば、最近は暇な時間を何で補おうが、自分のために使う時間に集中するように捉えるようになった。

読書や鑑賞、こうして記録すること。そんなことをしていると、嫌なことが気になりにくくなってくる。

 

誰かと話すこともときには大切なことであるけれども、そこに時間を割いてしまいすぎると、ときにはかえって、考えが複雑になって、余計に延々と夜まで考えごとが長引いてしまう。

 

 

自分自身のことでも、誰に対してもうまく振る舞えるわけではない。誤解もいつもある。

だからこそ、考えてみれば、ごく自然に振る舞えてしまう人がいるということは、少なからず自分のことを理解を示してくれる人がいるということでもあって、ほんとうにありがたいことに思える。

 

互いに距離を縮めようとしている姿はなんとなくの姿勢で感じ取れる気がするものでもあるし、それも相性というものかもしれない。

 

よく考えてみれば、ふとそばにいて欲しいとき、寄り添ってくれる心の支えになるような存在に、これまで救われきた気がする。けれども幸せを維持することも努力しなければならない。

 

自分自身の人生のなかで必要性である条件はほんのわずかなことであるし、それを選ぶのも自分自身だという分別を持っているくらいが清々しく、誰かに対しても潔く、ちょうど良い距離感を保って過ごすことができる気がする。

 

結局、いつも自分自身との答え合わせみたいな感じで、純粋に「いいなあ」と思ったものは感じがよいものとして。良くも悪くも自分にとってリスクがあるかどうか、それは、時間と経験、その基準で判断していくほうがよさそう。子育てをするように。どんな行動を知るかもしれないのか、予想、把握ができないこともあるからこそ、考えて行動しておくことで役に立つこと、発見がある。

そういうことを心がまえしておくことで、楽になるみたいな感覚になれるし、苦痛に耐性をつけてく経験があるからこそ、物事の対処法が測れていく。

 

あるいは、不便さを感じたり、気分を悪くする時間と経験があるからこそ、ご機嫌よくいられる方のよさが、月日を重ねるごとに感じやすくなってくる。

 

むずかしいと思えばむずかしいことのままになる。けれど、いつもその葛藤の理由を溶かしてみれば、解消されることもあって、考え方次第で、ふと心が軽くなることもよくある。

 

大丈夫じゃないように思えることを、大丈夫だと感じられるようにする耐性をつける努力……

 

こういうふうに都度都度、立ち止まって考えてみなければ整理できなかったり、解決しずらくなってしまう。

そのために、わたしの場合は、書く時間があるのかなと思う。

 

 

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EP.3

 

何が読まれるかとか、何が面白いのかということは、ほんとうに人それぞれなのだと、日頃よく思う。



暮らしのなかで感じることや、趣味のような徳になることは読む側も判断しながら読んでいくもので。それが良いとか悪いとかではなく、単なる価値観や生き方の方向性の違いなのだろうなあ、と。

 

一冊の本を買っただけで、何度も面白くて、次々新しい視点が生まれて読める。

毎日していることでも時間は無制限で、お金もそんなにかからないけれど、その物事は進んでいて変化を感じられること。

自分の中でやりくりしていく楽しさ、充実感、徳になることをできるだけ循環できるように考える。それが自分にとって幸せで、コスパがいいならそれがクオリティ・オブ・ライフになっているんじゃないかな。

 

自分の好きな傾向、自分の中でこうしたほうが良さそうだよなという見解、物事の捉え方を見つけていくのが、ストレス解消法、日常に耐え抜くためのバランス、コントロール法になっている。こういうことが生きていく楽しさになる。

 

読みたい本を読むことは、個人の時間と人生について集中して考える時間。