わたしにとって、読みたい本はさまざまです。
好みのコーデが納められているファッション雑誌、書くことを題材にした本、暮らし方、ある専門の参考書など。
それぞれの書に、お気に入り部分があって、一冊には、もちろんまとめられていない。──
久しぶりに面白いと思える本に出会ったときには、毎度このように思ってしまいます。
また読みたくなる一冊は保管しているけれど、実際には、そんなに頻繁には読まない。
個人の世界観にただ没頭する著者の文章に、読んでいて清々しい気持ちになる。お気に入りの一冊。
ふとしたとき、読んでみようっと──そう思った本が、 心に響くこともある。話し方なのか、話す内容とかに惹かれて。
そのように、その都度更新されていく。
わたしにとって、本とは、そんな存在。
あと、本は、ときどき読むと、おもしろい。
毎日読んでいると、わたしの場合、頭の中が複雑になりやすいために。
それでも、最近考えるのは、文章も話す内容のように、「なんとなくおもしろい!惹かれる!わあ…!」という感嘆する部分は、すぐに感じられるということ。
一発で感じられたのならば、かなり自分自身にとって、重要な部分だと思っている。
心にじんわりくるときには、まあまあ気にすることだと思い、一応頭の片隅で覚えておけば、後々点と点がつながってくこともある。
そう、読みものとは、出会いのように、出向かなきゃ自分にとってよいと思える本に出会えないもので、読む機会が必要。
偶然によいものに出会えることもあるけれど、それも少なからず、意識して行動するから、必然的に起こることもあるのだと、思う。
自分自身が書くのなら、どうかな。
大したことは書いていないと思えるし、誰かに投げかけることでもないと思う。それぞれの意見はどこが違うし、一致することはない。何派に近いとは、言えるけれど、それも一部分で。
いったい、なにが正しいのかは、疑問は耐えない。なるべく納得できるように、解釈してみるしかない。
ただ、つらつらと整理するために──といったほうが、書く側も心地よい。
読む人にとっても、勝手に問いが湧いてくるインスピレーションとなるのならば、幸いで、それを決めるのは読み手であって、書く側も、力を抜いて書いてみる気持ちであればいいんじゃないかな。
少なからず、誰かを巻き込まず、こういう個人の日々の見方を綴る上では──