とある暮らしの散文日記

珈琲、読書、観賞など。日々感じたこと、考えたこと。好きなこと、暮らしをつぶやく散文記録。健やかで丁寧な暮らしを求めて。

一瞬一瞬の移ろいを感じながら生きる

 

昨日、雲が流れては消えて、また現れる瞬間を初めて見ました。

普段、そんな瞬間を、じっと待って見ることはありませんが、生きてきてここ30年で、初めて見かけました。

いざ見てみると、……儚さを感じました。

人生も、もしかしたら、雲のように儚いものなのかもしれません。

 

日々を重ねるにつれて、幸せの感じ方も移り変わってくようです。

この瞬間が幸せだ、と固執することなく、

一瞬一瞬を噛み締めるように、揺れ動かされては、大切なものを感じ取るように。

 

過去、未来、どうこう考えず、

いまを、どうしていこうか??

そんなことを漠然と考えてみている、この頃です。

 

毎日、日記を書く意味はなんだろう??

とも考えます。

実際のところ、日常の些細な所へ目を向けるように考えてみることができればいいんじゃないかと思います。心は、たしかに、何かを感じていますから。

その感じていることを、噛み締めながら考えていく時間が、日常で大切なことを芽生えさせてくれます。

 

大切なことは、文章を書いている最中に思い浮かぶとか、書いてない途中にあるとか、あれこれ言われますが、どちらも間違ってはいないと思います。

 

わたしの場合、最近は、書いてないときに集中していると、あれこれ思い浮かんでくる気がします。

感じ方の移ろいをそのまま感じてみる。

なにが大切なのかは、結局記憶にも残ることが僅かなように、ひと握りくらいではないかと思っています。

 

日常の移ろいは、まるで交奏曲のように抑揚もあって、忙しくもあり、緩やかで。

嘆きたいことも、独り言のようにブツブツと心の中で唱えながら、吐き出しては吸い込んで。心の循環をしていくことも大切で。

求めすぎず、ただあることに、動かされて。

そんな一瞬一瞬の瞬間を、感じて生きていくことが、いいのかなと思ったりしています。