今日も、最近読んで心に残った本を書き留めておきたいと思います。
『シェイクスピアアンドカンパニイ書店』シルヴィア・ビーチ、中山未喜訳
いまも実際にパリにある世界的に有名で本好きに愛されている、「シェイクスピアアンドカンパニイ書店」の逸話をまとめた本。
シェイクスピアアンドカンパニイ書店では、いまでも、定期的に文学サロンや朗読会などのイベントが開催されており、文学を愛する人々を手助けする活動も、行われているようです。
この本に登場する人物、初代オーナーの「シルヴィア・ビーチ」や、ここに通ったかつての有名な作家たちの文学愛など、長い時間を経て紡いできた書店の歴史や活動も、この書店の大きな魅力なようです。
パリにある「シェイクスピアアンドカンパニイ書店」を調べましたが、その店内の雰囲気を感じ取ったら、本好きなら訪れてみたくなる人も多いはず…!
作品中に登場する「ヘミングウェイ」という作家がいました。物語に登場したときの、ヘミングウェイの人格に惹かれるものが多くあり、本を読んだあとに詳しく調べてみたくなりましたが、彼の言葉に感銘を受けました。
「旅の先に終わりがあるのは良いことだ。しかし、結局重要なのは旅である。」
「今はないものについて考えるときではない。
今あるもので、何ができるかを考えるときである。」
「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。」
「善とは何か。 後味の良いことだ。 悪とは何か。 後味の悪いことだ。」
……頷けるところがあったり、まさにそうしていきたい、という思いもあったり。とにかく、妙に、心にグッときました。
良い本に出会えるほどに、その蓄積された思いが心強くもなったり、気を和らげてくれるようにもなります。読書は、孤独な気持ちからの解放もできたりします。誰もが、それぞれに秘めている思いがあることを知ると、なんだか孤独じゃない気にもなれます。ここでも、文章を思い思いに書いてる人がたくさんいるというだけでも。
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さて、
今日は、花見に行きました。
歩きながら桜の花道を眺めて歩いたり、桜の花びらが風で舞い落ちる桜のシャワーを浴びてるかのようで、身も心も清々しくなりました。
久しぶりに頭のなかが空っぽになったように良い心のすき間ができ、デトックスできたようです。
天気も日差しも浴びるように暖かく、少し肌がじりじりと焼けるようでした。「わあ〜…もう初夏がくるの!?」と思ってしまうくらい。それでも、身も心も解けるように暖かくて。夜も家のなかは暖かくて。幸せな悩みです。
みなさんも、どうか身も心もなるべくゆっくり休める夜を過ごせますように。
では、おやすみなさい。☪︎︎