とある暮らしの散文日記

珈琲、読書、観賞など。日々感じたこと、考えたこと。好きなこと、暮らしをつぶやく散文記録。健やかで丁寧な暮らしを求めて。

アンネの日記から伝わる人生メッセージと今日の記録と

こんばんは。
今日もおつかれさまでした。

 

さて、
まずは、またまた最近のわたしのお気に入り本のお話から。

 

アンネの日記アンネ・フランク深町眞理子

やはり安定のエッセイを読み漁る日々にいるのですが、とくに目を引いた、今後も読んでいきたい一冊になりました。


ユダヤ人の少女アンネ・フランクが、第二次世界大戦中、2年間以上つけていた日記帳。──アンネは、ナチス占領下のオランダに隠れていたとき、家族と一緒に隠れており、その狭い部屋で暮らすことが辛く、時にはうまくやっていけないこと。
それでも、彼女は友達や家族との楽しい思い出や、将来の夢や希望を、淡々とみえるけれど、絞りだすように書き残してあるように思えてしまいました。

彼女は自分自身の成長や、周りの人々との人間関係、世界情勢などについても考えを述べています。彼女はまた、ナチスの圧政や迫害についても書き、自由や平等の大切さを訴えていました。

しかし、1944年8月に隠れ家が発見され、アンネは他の家族と共に強制収容所に送られました。彼女はそこで亡くなってしまいましたが、彼女の日記は後に発見され、世界中で読まれるようになりました。アンネの日記は、第二次世界大戦ホロコーストについての貴重な証言であり、また若い人々に勇気や希望を与えるものとして、広く知られています。


内容と出来事はもちろん、読んでいて一節一節が、胸に響きました。書く内容が、自分には想像できない別世界ながらにも、綴られた内容には、人間らしさを感じられ、共感せずにはいられませんでした。

すごいことは、この日記を書いたのが、10代の少女だったということです。まるで、30代の私と変わらない物事への考察力。まだまだ考えてみなければならないことが、たくさんあるようだと思えた本でした。

人生、どう生きるか。
いずれ終わるのだけれど、どうせ終わるのなら、一日ずつ、少しでもなにかを味わって生きていきたい。

そう思わせてくれた本でした。

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さて、引き続いて、今日の記録を。

 

#奥深い気持ちに触れること

読書をすることは、人生の「琴線に触れる」ことができる機会にもなっています。本の物語や体験を聞くと、日常で何かを変えていきたい、と思える気持ちが、ごく自然に湧き上がってくるのです。

いままで見えてこなかったことを、よく見てみると、素敵なことが見えてくるものです。いまのように、記録していくこともその瞬間です。

日に日に必要に感じるものをみて、考えてみると、なんだか大切なことが見えてくる感覚になりますね。

最低限必要な衣食住と、あとは、読書さえできれば、もう何も言うことはないのかもしれません。
やはり、わたしは少し変わり者かもしれません。欲求は、読書欲か物書き欲か、だけあれば、あとの、お洋服を着たり、身の回りを整えることには、さほど関心がなくなってきています。

#よく食べて、よく寝て

このごろ、大切に感じているのは、よく眠って、よく食べることです。

じつは、最近食べることをケチっていたのです。正確にいえば、他にやることへ情熱を注いでいたというか。
ですが、姉が遊びに来てから、よく食べる姉をみて、そして、わたしもしっかり食べて、実感しました。この疲れやすさは、栄養不足でもあるのかもしれないと。

姉に教えてもらったレシピは、普段作らないものばかりでしたが、ヘルシーで、お腹に優しくて。これから、子供たちだけじゃなく、自分も食べて、スタミナつけるために、子を守る責任のためにも、しっかり食べてこうと思います。
腹が減っては、何事にも身が入りにくい原因にもなることも、自覚したような気がします。


#何で、日々の趣をもたらせるのか

根本的な「機嫌の取り直し方」は、誰もが似ているかもしれないけれど、そこに行き着くまでの考え方は、誰もが違うんだよなあ、と思ってきています。
ストレス対策は、いつもほんとに大切です。いまのところ、わたしは、読書かNetflixか、考え直してみるか、の3つだと思います。

このごろSNSで拝見するのも、
「互いにがんばりましょうね感」がある文章を励みにしたり、誰かに言われる理解と励ましで日々頑張れたりしています。「力になるもの」は、自分で見つけなくちゃならないものでもあるけれど、それは日々難しくもあったり、常に“あるもの”であったり、奥深かったりするもので。
日常の、美しい、すばらしい、おもしろい、興味深くなる、不思議だ──とか。なにかに心動かされる瞬間は、自分でつくってくしかないのだな、と思っているところです。

そして、幸せなのは、誰かと素直に話ができること、共有できることです。そういった人は、出会えることも少ないものです。一人、二人でもいるだけで、心救われたり、癒されたり、力になったりします。

生きているだけじゃなく、生かされているということ。そして、生きる理由を見つけることが、生きる意義にもなるのだと、感じているこのごろです。

 


では、みなさん、おやすみなさい。
よく眠れますように。