暮らしを愉しむ

日々、考えること、好きなこと、暮らしをつぶやく散文記録。読書、観賞、暮らし方など。

自分にとって意味ある行動の継続は力なりを教えてくれる本「ロングゲーム」を読んで。

コーヒーと暮らしを愉しむです。

今回訪れてくださった方、そして、いつも訪れてくださる読者の皆様、誠にありがとうございます。

 
今回は、読書推薦文として。
「人生変えさせてくれるようなおすすめ本」をご紹介したいと思います。
 
『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』

著者:ドリー・クラーク
発行日: 2022年7月22日
 
著者ドリー・クラークは「Thinkers 50」
(2年に1度選ばれる世界の経営思想家トップ50)に2019年、2021年の2回連続選ばれている。
本書が日本初単行本。
ウォール・ストリート・ジャーナル・ベストセラー。
 
 
ロングゲームは、自分にとっての「成功」を見つけ、価値のある人生を送りたい人のための本だ──キース・フェラッジ『一生モノの人脈力』(パンローリング)著者 ──
というページ始まりが、非常に強烈に印象に残りました。
 
著者の成功の始まりは、ブログで文章を綴ること──。そこから、自身を売り出し成功を収め、そこまでに至る本当に自分が大切でやりたいことへ努力を諦めない長期戦略的行動意識が受け取れました。
 
そのほか、著者の周りにいる友人のブログから成功を収めた別のケース、具体的アプローチ法の解説も、“すべてにおいて長期戦で些細な努力を続ければいつの間にか大きな成功と達成感に繋がる”といった内容に興味深く、そして感銘を受けました。
 
とくに、印象に残っている文。

“下ばかり見て、頭の中は次のことでいっぱいだ。永久に「実行モード」の状態で、人生を振り返ったり、本当に欲しいものについて考えたりする時間がまったくない。空き時間には、SNSを見ては、圧倒される。” 

「ロングゲーム」ドリー・クラーク著より
 
まさに、今わたし自身がよく熟考したい点だと思え、改めて考えてみた。
 
私はどうだろうか?
ただ、自分に気づいて毎日向き合って記録していくことくらいが取り柄かもしれない。
ずっと続けていくつもりではあるし、これが永遠に続けば、果たしてどんな自分になっているのだろう?
 
全く想像はできないし、するつもりもない。
ただ一日一日自己思考整理記録をし続けていって、わずかでも十分だから大切な人に囲まれながら、そのときどきの幸せを握りしめて生きていけたのなら。それで満足のような気がする。
 
と思えたり。
 
“なかなか前に進めずにつらい思いをする瞬間、こんな努力は無意味だとさえ感じる瞬間が、あとから思えば大きな意味をもつ。” 
「ロングゲーム」ドリー・クラーク著より
 
始まりは小さな積み重ねからだったが、ある瞬間大きく実る日がやってくる──ことを、教えてもらえて、背中を押してもらえた気がしました。
 
作品の中から、著者の挫折と困難の狭間の中でチャンスを掴み取るための行動を惜しまず、信念を貫いてきたエピソード──。
そして、いまも葛藤を抱えながらも奮闘する心情も書き綴られていて。いつも葛藤と幸福はセットにある──そんな、親近感や希望が湧くように感じられた大変興味深く読みすすめられた記憶に残る一冊でした。