暮らしを愉しむ

日々、考えること、好きなこと、暮らしをつぶやく散文記録。読書、観賞、暮らし方など。

私たちは、どこを見上げて生きていくのか?と考えさせられる本。「ブループリント」を読んで。

みなさま、こんばんは。
コーヒーと暮らしを愉しむ、です。

たまたま訪れてくだった方、いつも訪れてくださる読者のみなさま、誠にありがとうございます。

 

このブログは、

らしく生きるための考えを豊かにするために、そして、心軽やかなシンプルライフを心がけて。

日々を愉しむための記録として、

大切な気づきとエピソードを綴っていきます。

 

 

今回は、
私たちは、どこを見上げて見つめて生きてくのか、と考えさせられた、おすすめ本のご紹介をしたいと思います。
 

ブループリント/ニコラス・クリスタキス 上下巻

 

社会の善を推進する力を、あらゆる研究結果、エピソードを元に綴られた著者の視点から語られる内容が、胸にジーンと、染みました。

 

内容の一つ一つが興味深くて共感もでき、さらに深く考えさせられた。個々で生きているわけでなく、みんなで生きているということを忘れないようにして、生きていきたいと思える内容でした。

 

遺伝子は青写真を描くために機能するということだ。社会生活の青写真は私たちの進化の所産であり、DNAというインクで描かれているのである。──

 

特に印象的だった目次 ↓

・他者を憎まず自集団を愛せるか

・私たちに共通の人間性

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人間には精神という特殊な機能が働いているからこそ、生きてきた環境が違う多種多様だからこそ、尊重し合えることに結び付けばいいのだが、どうもそれ故に複雑な道のりを辿ってきている

けれども、私たちが同じ生きるという共通点を持っているヒト同士として、小さな集団から大きな集団、群衆へと繋がっていくことも可能ではある。そこをつくる種をまかなけらばならないのは確か。

 

そのように原点に戻りつつ、いまに進んだ時代をどう造りあげていくのか、つくりあげられていくのかは、これも間違いなくいま一度、個々一人ずつの思想から思想への繋がりが鍵を握っていそう。現在、今すぐからでも、一人ひとりの立つ場所、幅広く考えていく思想が、人類のさらなる根本的な進化として必要だろうか?そう、思えた内容でした。

 

 

子供に関する内容も多く、わが子たちのごく自然にしてくれていた行動、姿勢がハッ、と伝わってくる感覚にもなり……思わず、ウルっときてしまうような内容でもありました。

 

そして、なんと言っても著者の語る物腰がすごく、柔らかい。心にするっするっと考えが入り込んでいくような表現力に、終始読み進めていく手が止まらない。そして、メモも止まらない──。

これも、何か人間としての本能的に悟ったものがあるのかもしれませんね。

 

この本から、揺れ動かされる気持ちいっばいになったという自身、ひとりの人間としての心境である前提から、多くの人が、この本を手にとれますように。そして、なにかいまから大切にすることが見つかりますように、と願い、ご紹介しておきます。

 

 

 

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