今回の豆もたまたま出会い、ピンときた場所で購入させて頂きました。
珈琲占野/月替わり限定ブレンド 「睦月」 100g
和風月名の名をとって、月替わりに豆をブレンドし、味わいを表現されるようです。……うん、こういう感性を大切にされるお店が個人的にとても好みです。
さらに魅力を感じた点が、
豆の産地、味わいを公表しないところ。
※質のいいスペシャルティコーヒーの豆を取り扱っているという記載はしっかりされています。
その理由には、"先入観なしで味わって欲しい"という、オーナーさんの"珈琲から垣間見える自分だけの感覚を発見をし、生み出して欲しい"という想いがあるようです。
どんなときに、
どんな珈琲を飲みたいか
季節の移ろい、生活、環境、
その時々味わいたいものは変わるし、
瞬間もそれぞれです。
自身の暮らしの背景に合う珈琲に名前を付けて欲しい。
HPに書かれていた文章に思わず感動してしまいました。
なんだか私自身も、コーヒーを飲むまでの過程から感じることが多くなってきまして。このオーナーさんの言葉に似た感覚があって、思わず共感せずにはいらせませんでした。
コーヒーの専門的な知識を自然と知っていくことで、実用できるのが嬉しいのはもちろんですが、いちばんは、淹れる時間が重要なのではなく、美味しく飲めて、一息つけ、自分の感覚を取り戻す発見ができるのが目的になってきました。
趣味でもありつつ、それと共に、人生で大切なことを思い出させてくれることが多いコーヒーのじかん。
ただ、純粋にコーヒーが好きで、飲む時間が好きで。この"愉しむ感覚"は、何かに悩んだ時にずっと役立ってくれるいい機会になってくれると思っています。
そのときに考えた余暇が、考え深い一日の記録として残りやすい。1日3杯のコーヒーに休息としてだけじゃなく、いろんな意味で助けられてるなぁと。
ちょっと話が長くなっちゃいましたが……(笑)
ということで、
「わたしも、先入観なしで、珈琲から感じた素直な感覚、味わい、飲んだ時に湧き出てきた考えを体験してみたい!」と、ワクワクする気持ちを抑えられず、購入しちゃいました。
飲んでみた
1月限定のブレンド「睦月」。
深煎りだけれど……甘い。苦味はしっかりあるけれど、すんなり口のなかに入ってくれるほど口当たりがまろやかで、すごく飲みやすい。
“例え、さむい雪の外で飲んでいても、しっかりとした珈琲らしいコクと深み、しっかり甘い味わいで、寒さを和らげるように優しく体の芯から温まる、癒してくれる、ホッと落ち着ける味わいーー。”
寒い時期に寒さをしのげるようなホントに優しくて癒される味わいでした。
しっかりしっかり珈琲を思いやるように、それぞれ豆の良さを把握して引き立てるように活かすような技術。文章からも思いが伝わってきましたが、飲んでみると、さらに珈琲占野さんの珈琲に圧巻されました。
その他にも、「珈琲占野」さんだから味わえる、安定感のある定番の焙煎豆を4種類ほど販売されています。-2022年1月時点-
珈琲の説明欄に記載されているオーナーさんの珈琲へのこれまでの取り組んでこられた過程、想いが伝わってくるようなステキな言葉の数々ーー。
これから、珈琲を販売されるカタチが進化されるのがますます期待されると思ってしまいました。
これからも私自身もコーヒーライフも通して、移ろいゆく変化を楽しみながら満喫していこう思います!